28 山伏 2015m
2007年11月4日(日) 所要時間9時間0分 費用発生:25,500円
637静岡=821赤水−907山伏登山口−1021蓬峠−1151山伏小屋分岐−1200山伏1215−1303蓬峠−1346山伏登山口−1425新田1429=1431黄金の湯1535=1720静岡1757・・・1843小田原1853・・・新百合ヶ丘・・・多摩センター2007・・高幡不動
山には槍ヶ岳や穂高や富士山のように山そのものの魅力で登ってみたい山と、茅ヶ岳のように登って頂上から臨む他の山の展望が素晴らしいから登ってみたい山の2種類がある。今回登る山伏(「やんぶし」と読みます)も後者で、南アルプスの展望が期待できるのでプランを立てた。この山、バス利用で最も楽に登るには静岡県側のルートだが、日帰りでは厳しく静岡への前泊を要する。運のいいことに、東海自然歩道オフ会が静岡で開催されたので、その翌日にやってしまうプランを立てた。
前夜を静岡に泊まった私は6時37分の梅が島温泉行一番バスに乗った。車内で一眠りしてもなおバスは安倍川の谷を遡ってゆく。まだかなまだかなと思いつつうとうと。ようやく一時間半あまりのバス旅が終わり、赤水バス停で下車。安倍川支流にかかる橋を渡って、アスファルト道の登り。おにぎりを食べながら歩く。沢沿いを左にカーブして行って20分しないうちに新田からの道を合わせ大谷方面への流れにかかる橋を渡って、カーブを二つ三つ経た後大谷崩分岐点。ここから未舗装の林道になる。ほどなく河原が開け、何台もの登山者のクルマが停まっている横を過ぎて、山伏登山口。まずは西日影沢沿いの登り。谷筋のややきつい登りだが、わさび田管理用なのか、モノラックのレールが敷設してある。
沢沿いに高度を稼いで行って、何度か流れを渡って、荒廃したわさび田の横を通ってわりあいあっさり大岩に到着。正面に巨岩が立ちふさがっているため、山伏への道はここを右に折れる。そのあと沢を渡って支流の谷沿いにぐんぐん高度を上げる。谷筋をロープ頼りにガンガン高度を上げていって、登り詰めたところが蓬峠。まだ登山口から一時間あまりである。ここから頂上直下へ登りが続く。尾根の北側から南側に移ってトラバースやジグザグ登りを交えながら高度を稼ぐ。随所に急登があってさすがに疲れる。時折立ち止まるようになってしまったので菓子パンの行動食。紅葉はそこそこ見ごろであった。
そのあと気を取り直して登りをしのいでいって、道がややなだらかになったなと思ったら山伏小屋分岐。ここは右折して山伏頂上へ。すぐに道は笹原の中の気持ちのよい登りとなって、正午ころあっさりと山伏頂上に到着。展望は想像通り素晴らしかった。奥に控える南アルプスが光岳に始まり、茶臼岳を経て、上河内岳のとんがり頭、そして天空の船のごとき聖岳。赤石と悪沢岳の頂上には雪が。谷向こうには青笹山青薙山などの山梨静岡県境稜線が連なりその右奥には布引山、そして笊が岳。いつかは登ってみたい憧れの山だ。東側には大谷崩、そして先月登った八紘嶺、そして富士山はいつ見ても秀麗。十枚山が大きい。
名残惜しい頂上滞在を15分で切り上げ戻りにかかる。6分で小屋分岐に出て、左折して蓬峠へ。そこそこの下りを快調に飛ばして40分ほどで尾根の北側に出て蓬峠。そこから谷筋をグワッと下る。左手にストックを持ち、右手でロープをつかみするするっと下降。あっさり沢筋に出て流れを渡って大岩。ここからは沢伝いに下って、緩い下りではちょっと本気を出して飛ばして、モノラックが見えてあっさり、頂上から一時間半で登山口へ下った。下りは刺して危険な箇所はなかったのであっけなくおりつく事が出来た。あとは林道歩き。MP3プレーヤーのスイッチを入れて適当に歩き、大谷崩れ分岐で舗装路に戻って、梅が島新田の集落をたどって14時半すこしまえに新田バス停。
すぐ近くの日帰り入浴施設、黄金の湯は日曜ということもあり混んでいた。そのあと15時35分のバスで梅ヶ島をあとにした。一時間ほど乗り続けても両側から山がなくならない。ようやく東海自然歩道でおなじみの曙橋を渡って牛妻坂下。このあたりで夕闇が濃くなってきた。まだ静岡までは30分ほどかかる。