第55区 御嵩→明智

2003年11月24日(月・祝) 所要時間10時間36分 費用発生27,500円

前夜可児泊り、600新可児・・・616御嵩−717一呑清水727−844細久手−944琵琶峠957−1016大くて−1117武並支所−1202槙ヶ根追分−1252野井−1353夕立山1401−1452岩村−1525飯高観音−1652明智1659・・・恵那1809・・・中津川1848・・・塩尻1953・・・茅野2031・・・2206八王子

午前6時、前夜を可児のビジネスホテルに泊った私は名鉄線の御嵩行きの始発に乗りこんだ。夜明け前のがら空きの赤い電車にしばらく揺られ、6時15分御嵩着。改札口を出て早々と歩きはじめる。今日の予定ははっきりしていないが、最低でも槙ヶ根までは行くつもりである。寒い御嵩の街を抜け、ほどなく田園地帯となり、川沿いを経て国道に合流する。和泉式部の碑のあたりで国道から外れ、東海自然歩道兼中仙道は山の中に入って行く。前日は犬山で東海自然歩道の会のオフ会で犬山某所で飲んでいたので眠いし、体から酒が抜けていない。

ほどなく田圃から道は上り坂になり、そのあと車道と合流したり分岐したりしながら謡坂、マリア像分岐と過ぎて一呑の清水には7時過ぎに到着。ガイドブックなどによれば、清水がこんこんと涌き出ている地点らしいが、ただの水溜りみたいで涌き出ている感じはしなかった。ここからひと登りして御殿場とよばれる小さな峠を越えて、坂を下ったところが津橋の集落である。道標に従い前進して行くと鴨ノ巣一里塚を通過。街道をはさんで左右に土の盛り上がりがある。ここから少しくだり気味に歩いて平岩に出る。東海自然歩道は北側の開元院を経由しているが、細久手まで短絡するルートもあるのでそちらを取ることにして、淡々とアスファルト道を歩く。

古い家並みがいくつか現れ、なんとなく宿場街ぽくなってきたところが細久手、往時の旅篭そのままである大黒屋旅館も街道に面している。宿場町を抜けて車道を右折して、ほどなく奥之田一里塚。先ほど同様左右には土の盛り上がりがみられる。さらに東進して、弁財天の池を瞥見してすぐに北野神社の分岐。先を急ぐので、北野神社には寄らずに直接八瀬沢へ向かう。林道を適当に歩いて八瀬沢の集落を横切り、石畳の道に入り、標高550mの琵琶峠を越える。風情のある石畳を登り切って、峠のてっぺんでパンの行動食。

午前10時に歩きを再開。反対側の石畳を下りて車道に出て、病院の前を通ってほどなく大くて(サンズイに秋と書きます、調べる手間が惜しいのでこう表記しました)の宿場町に到着。宿場町を瞥見しつつ通り過ぎて、町の東はずれから急な坂道に入る。ここから恵那までは十三峠といわれ、往時の旅人にとっての難所だったらしい。旧街道なので随所に遺構や由来を示した看板がありそれなりに面白かったが、歩き自体は単調なダート道っぽい歩きである。権現山一里塚を過ぎると、道は下り気味になって、快調に飛ばしてほどなく武並支所を通過。なおも中仙道歩きが続き、紅坂を越えて乱れ橋を渡り、坂を上がって林の中の薄暗い単調な道を延々進んで、ようやく槙ヶ根で六時間近く付き合った中仙道と別れて右折する。ほどなく中央高速の下をくぐり、国道19号を渡る。

そこからは車道のつまらない歩きであった。ため池の脇を半周し、恵那峡ゴルフ場のへりを通って道は登りが続き、小さな丘陵を乗り越えて野井の集落に入る。幹線道路を横切った所に新しいトイレと休憩所があった。午後に入りだんだん酒が抜けて本調子に近づいてきたので先へ進むことにして、集落のはずれから小ガ沢池への登りにかかる。はじめはダラダラとゆるい登りが続くが次第に道が急になってきた。このあたりの道は大名街道とよばれ岩村城主が参勤交代などの際に通った道との事だが、道幅の広いことを除けばそんな感じはあまりしなかった。最後は池の直下をジグザグに上がって小ガ沢池を通過。なおも苦しい登りを続け、高度を530まで上げると夕立山の稜線に出た。

東海自然歩道はここで鋭角に左へ折れて夕立山の超上部をめざす。このあたりは一帯が牧場らしく、畜産のにおいが漂う。牧柵が右手に見え隠れする中を進み、ほどなく夕立山頂上への分岐に着いた。ここから下りになるので気分転換をかねてパンの行動食。

そのあと2時から歩きを再開した。下って行くうちに右側は牧場から別荘地へと変わり、下り道を早足気味に進むと上平。車道を分けて山沿いにタタタタと下り、あっという間に根の上の集落に入り、希庵塚を経て橋を渡り、ふたたび山道に入って低い尾根を越えて、岩村の街に入り国道を横切ってしばらく歩くと左手に明智鉄道の岩村駅が見えた。

まだ三時前なので頑張って明智まで歩く事にし、線路を渡って先へ進む。ここからはつまらない車道歩きで見るべき物もないのでMDウォークマンの音楽を聞きながら猛然と進む。飯高観音わきの自販機の生茶で水分補給。ここから兼平までの区間は、左折して林道を下りまた右に折れて進むという所が分かりづらく、コースはあっているだろうかと気を揉んだ。しばらく幅広い車道をひたすら歩き、山田の集落から左に折れて姥石石仏群から山道に入る。ここに来ての登りはかなりきついと感じたが、それほど長くなくあっさり林道に出て、今度は下りに転じて安住寺の横に出る。そこから明智市街へがつがつと下り、杉平の集落を抜けて歩いていくと明智商業高校の前に出た。

そこから適当に歩いて明智の街に入り、いつのまにかルートを外して国道に出てしまったが、明智駅前の八王子神社の道標にタッチして本日は終了とした。50kmの区間を10時間半で歩けたのだから上出来である。16時59分発の明智鉄道のディーゼルカーに小一時間乗り、恵那から中央西線の電車で二駅で中津川に到着。駅構内でそばを食べ、18時48分発の特急「しなの17号」で塩尻へ向かう。自由席は満員で、塩尻まで座れなかった。木曽福島を過ぎて分水界のトンネルを抜け、塩尻に到着。ここで見なれた中央本線の電車に乗換える。茅野で特急「スーパーあずさ16号に乗換え、八王子への帰途に着いた。

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