24編笠山 2524m 25権現岳 2715m

2007年8月26日(日)  所要時間8時間54分 費用発生:17,000円

509高幡不動・・・八王子535・・・大月・・甲府・・801小淵沢810=830観音平836ー920雲海ー1010押手川ー1124編笠山ー1148青年小屋1201ー1310権現岳1320−1410青年小屋1425ー1512押手川ー1540雲海1552ー1625観音平ー1730スパティオ小淵沢1830−1900小淵沢1918ー八王子2038

2007年の残暑は厳しく、8月も終わりになろうとしても34度前後の暑い日が続く。2連休を確保したので、八ヶ岳南部の雄峰ふたつ、編笠山権現岳をやろうとプランをたてた。といっても朝5時の京王線で出かけて後は行き当たりばったりといういい加減なものである。八王子から大月行きの列車に乗り、大月、甲府と乗り換える。列車の中ではほぼ眠りこけていたので桂川も笹子トンネルも記憶にない。松本行の列車でも眠り、ふと目が覚めたら小淵沢。あわてて列車から降りる。あぶないところであった。駅からタクシーに乗り、登山口の観音平へ。タクシー代は3,370円であった。

標高1560mの観音平から緩い上り坂を淡々と歩く。45分ほどで最初のポイント、雲海(標高1880m)に着いた。高度は上げているが、登っている最中は蒸されて暑い。先が長いので休まず進む。八ヶ岳特有の裾野の中の道なので傾斜は急峻というほどではない。幅広い登山道を淡々と歩き。小広いところに出たなと思ったらそこが標高2100mの押手川。よく見ると小川の流れの痕が見えるが、晩夏のこの時期は水は流れていない。ここで編笠山へ登る道と編笠山を巻いて直接青年小屋へ向かう道とが分かれる。私は前者の道をとる。ここから傾斜がきつくなりがつがつ高度を稼ぐ道となる。一歩一歩着実に進む。きょうは晴れているが空気が澄んでいないので振り返っても南アルプスは見えない。

一時間ほどそんな悪戦苦闘を続けると目の前に「編笠山まで本当に本当にホントにあと少し、かき氷や冷たいビールあります 頂上から15分青年小屋」という標識が現れる。やれやれと思いながら最後の苦しい登りを耐えて編笠山頂上に到着。眼前の権現岳が大きい。まだ先が長いので頂上では標識にタッチしただけで先へ進む。頂上から北の樹林帯を5分ほど下ると眼下に青年小屋が見えてきた。だがそこからが長く、露岩の堆積した中の下りではステップが定まらず難儀した。こんなところでコケてもつまらないので慎重に行ったせいもあって、編笠山から青年小屋まで25分を要した。小屋前のベンチでおにぎりの行動食をすませ、12時頃、権現岳へ出発。

まずは樹林帯の中をひと登りして、洗濯板のような岩がかった斜面を慎重に登って最初のピーク、ノロシバに着く。そこからわずかに下って、眼前のピーク、ギボシへ取り付く。やや急な登りを経てやがて道は南側のトラバースになる。ここで最初の鎖場。ここのは鎖に頼らずうまくステップを取って通過できた。右前方の権現岳や権現小屋がだんだん近くなる。続いてギボシ直下の鎖場。ここの登りは2回ほど鎖につかまらなくてはならなかった。なお南側のトラバースしながらの登りが続き、もう一回鎖場(ここのは足場が狭いのですれ違いのために必要な程度であった)を過ぎて稜線に戻る。ここまでくれば権現小屋はすぐ目の前である。稜線をひと進みして権現小屋に到着。青年小屋から1時間ちょっとであった。

ここから1分ほどの登りで赤岳との分岐の三叉路に着き、右折して1分ほどで権現岳ピークの直下。頂上へは岩峰をよじ登る。行きは斜面をムリヤリよじ登ったので少し難儀した。岩峰のてっぺんにある標柱にタッチしてから慎重に下ってピーク直下へ戻りひと休み。ここからの下りは三つ頭を経由して甲斐大泉へ向かうか往路を戻るか少し迷ったが、疲れているので往路を戻ることにした。赤岳分岐から北側を望めば阿弥陀岳が雄雄しい。赤岳は雲に隠れて時折ちらと見え隠れ。

gongen.jpg (35221 バイト)権現岳直下からの権現小屋と権現岳(右奥の岩峰が権現岳)

ひと下りして権現小屋。ここからギボシへ少し登り返し、トラバースを交えながらの下り。とはいえ往路で様相は分かっているので余裕を持って下ることが出来、鎖も使わずホールドとスタンスでうまいこと下れた。編笠山や西岳を望みながらスタスタ下り、ノロシバの登り返しを過ぎて樹林帯に入り、「洗濯板」の下りを過ぎて、だんだん編笠山が大きくなっていってほどなく青年小屋にもどりついた。暑いのでかき氷(500円)を注文。シロップはイチゴとメロンとブルーハワイがあったのでメロンを選んだ。

seinen.jpg (55942 バイト)青年小屋

青年小屋の玄関には「遠い飲み屋」と記された赤提灯が。疲れているし午後2時過ぎなので泊まってみたい衝動に駆られたが、明日は家でゆっくりしたいので強引に下ってしまうことにする。左折して編笠山のまき道を歩く。緩い下りを続けたあと、少しの登り返しをはさんでまた下ると押手川展望台。三つ頭方面の眺めがよい。ここから押手川まではすぐで、青年小屋から47分で往路に合流した。まだ先は長いので、樹林帯の斜面を30分ほどたんたんと下って雲海。ここでパンの行動食。15時50分、疲れてはいるが重い腰を上げ、最後の下りにかかる。観音平までは35分ほどであった。ここでタクシーを呼んでもよかったのだが、タクシー代がもったいないので強引に小淵沢まで歩くことにする。

観音平から少し下ってヒカリゴケの群生地を過ぎ、そこから樹林帯に大岩が散在する下り道を歩き、ほどなく防火帯の一直線の道に出る。スタタタと歩いて高度を下げて、林道を横切ってなお進むと道は右に折れ、行きにタクシーで通った車道に出た。少し進んで八ヶ岳横断道路を横切り、ダートの道をしばらく歩くと信玄棒道。武田信玄が信濃侵攻の際に騎馬隊を通りやすくするために造ったのが棒道である。小淵沢カントリークラブの横を通り八ヶ岳高原ラインに出て、別荘やペンションが点在する中を下ってゆくとスパティオ小淵沢に到着。ここには延命の湯という温泉がある。9時間ほぼぶっ通しで歩いて疲労困憊の状態でスパティオにころがりこんで600円の入湯券を買い、大浴場に漬かって生き返る。

温泉に漬かったあと、大広間で休憩。18時半、ヤレヤレと小淵沢駅までさいごの歩き。宵闇のペンション街を通り、小海線の踏切を渡り、中央道の下をくぐって、スパティオから30分ほどで小淵沢駅に到着。久々に足が棒になるまで歩いた。帰りのスーパーあずさは混んでいて座れず、自由席のデッキは立錐の余地もなかったので指定席車両のデッキにうずくまって八王子を待った。

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