22 櫛形山 2052m
2007年7月9日(日) 所要時間6時間10分 費用発生:9,500円
500高幡不動・・・512京王八王子・八王子535・・・620大月623・・・712甲府716・・・758市川大門800=820氷室神社ー1000ほこら小屋ー1120櫛形山1155−1225ほこら小屋ー伊奈ヶ湖1335ー1430上市之瀬1519=1630甲府
夏場にアルプスクラスの大きな山行をやりたかったので、足慣らしに櫛形山をやろうと思いついた。甲府周辺の2000m峰で、かつては東洋一のアヤメ群生でその名を知られ、日本200名山にも選ばれたほどの山だが、現在はアヤメは鹿に食われてほぼ全滅というかわいそうな山である。
朝五時の京王線で旅に出る。いつものように八王子で中央線に乗り換え、大月で甲府行に乗り継ぐ。笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入る。きょうは曇りだが、雨が降ることはなさそうである。だんだん乗客が増えていって7時12分、甲府着。ここで身延線に乗り換える。
40分ばかり身延線の電車に揺られて市川大門着。駅前のタクシーに乗って、櫛形山登山口の氷室神社を目指す。タクシー代3000円は痛いが、こうするしか日帰りでの櫛形山登山は難しい。富士川大橋を渡って増穂町内を西へ進み、丸山林道のほうへ上がっていって、平林の集落をかけぬけて氷室神社到着。
まずはものすごい段数の石段を登らねばならない。苔むす石段を登るのは風情があってよいが、いきなりの苦しい立ち上がりで心臓バクバクである。段数をカウントしていったら540段であった。氷室神社の本殿はいかにも山奥の神社という雰囲気であった。結果的にこの山行でいちばん印象に残ったのがこの氷室神社の幽邃な雰囲気だった。
本殿わきから登山道を淡々と登ってゆく。樹林帯の中のそこそこの傾斜の道だがやはり蒸されて暑い。ほどなく義丹の滝分岐を分けて、なおも樹林帯の中を高度を上げていって、櫛形山林道に出た。道標に従い再び登山道に入る。ここからも苦しい南尾根の登りが続く。
氷室神社から一時間半ほど登ったところで眼前にほこら小屋の建物が見えてきた。ひといきついたあと、櫛形山頂上を目指して歩き始める。ほどなく左手に分岐があったので(道標は朽ちておりよく読めなかった)そちらを進むが、10分も進むと道の様相が明らかに南斜面のトラバースっぽくなったので間違いに気づき分岐に戻る。(あとからわかったのだが、この道は丸山林道方面へ直接向かう道で、持参の地図には記されていなかった)
浅い霧のたちこめる幻想的な森の中、緩い登りをつづけて、今度は正しい分岐に出て、ほどなく裸山からの道を合わせてひと登りすると「櫛形山頂上」の標識に出た。樹林帯の中なので展望はない。櫛形山奥仙重の三角点ピークはここから10分ほど稜線を進んだところにあるので、とりあえず往復しておく。少しのアップダウンがしんどく感じた。頂上に戻って、菓子パンの行動食。池の茶屋林道方面から登ってくる人がかなり多く、展望のない頂上はかなりにぎわっていた。
食べ終わってもどりにかかる。先ほどのコースミスで時間をロスしているし、鹿に食われた痕を見てもしかたがないので、裸山はパスしてほこら小屋へ直行。あっさりとほこら小屋へ戻り、下山は中尾根をたどる。原生林の中をどかどかと高度を削ってゆくと前方からガサゴソ音がしたのでよく見ると鹿がいた。一瞬目が合ったのち彼はどこかへ去っていった。
櫛形山林道と交叉してからも下りは続く。先は見えているので飛ばして下った。ほどなく道の様相がヒノキの人工林となり、そのなかを猛然と下ってゆくと、伊奈ヶ湖周辺の遊歩道に出た。なお下って、ウッドビレッジ伊奈ヶ湖の建物横に出た。ここから上市之瀬バス停までは車道を歩く。古い地図では直進する歩道もあるようだが実際のところは荒廃しているので、素直にカーブの連続する車道を歩いた。
悪いことに日が射してきて暑さを感じる。飽きるほどのカーブを繰り返すと、甲府盆地の縁に出て、上市之瀬バス停に着いた。平林方面からのバス道路と伊奈ヶ湖からの道の交差点にバス停はあり、すぐ横に小さな公園があったので、近くの商店で買ったアイスモナカをほおばりながらバスを待つ。ぱっとしない山行だったが、日帰りで2000m峰を登れたのだから多とせねばならない。甲府までは一時間ほどバスに揺られた。