2003年6月3日(火) 所要時間7時間50分 費用発生19,000円
106小田原・・・605名古屋630・・・犬山遊園711−750継鹿尾山−812恵那コース分岐−911可児川−1011塩河公民館1040−1154平牧公民館1210−1300久々利−1340稜線1400−1445みたけの森入口−1501御嵩1513・・・新可児・・・名古屋1651・・・1826新横浜・・・1830八王子
最近は何かと考えさせられる事件や突発案件が多い。最近読んだ本では「過去の成功体験を捨て去る、いままでのやり方を破壊する」ことが生き残りの必須項目であるといった論調パターンが多い。だが人は感情の生き物なのであって、過去やってきた事が多ければ多いほどそれに縛られてしまうのであろう。割りきって目先の1か月2ヶ月をワンフェイズとして区切って生きるのがましなやり方なのだろうか。捨てるべきものはメモリー、捨ててはいけないエクスペリエンス。この区切りはなかなかできるものではないし、英断をもってそれを実行できるのも今の時代、必要な「強さ」なのだろうか。
6月2日、Fや同期の方4人で八王子某所で飲んだ。私はワイン好きなので、赤ワインを口に運びながら仕事や人間関係の話から始まって、酔いが回るにつれ話は趣味やら人生論におよんできた。赤ワイン2杯を飲んでいい気分になって、そのあと私は京王八王子のコインロッカーを開けてザックを取り出した。スーパーでおにぎりとパンを買いこみ、八王子駅に向かった。横浜線で町田仁出て、小田急に乗りかえる。相模大野からの小田原行きの電車は終電近いためか混んでいた。愛甲石田で席が空いたので座れた。漫画本を読みながら小田原を目指す。
新松田を過ぎて酒匂川を渡り、そこからは小田原近郊の駅に停まって行き、小田原には0時50分到着。ここから乗るのはもう27回目になる夜行快速「ムーンライトながら」である。名古屋止まりの禁煙車でない8号車に並んでしまったため、紫煙の立ちこめる中黙々と夜食の弁当をかきこみ、沼津を過ぎる頃眠くなったので横になった。そのあとは浜松と豊橋の長時間停車で一時的に目が覚めたものの良く眠れて、気がついたら尾張国に入って大高、笠寺と列車は進んでいた。名鉄との乗換えは金山の方が便利なので、金山で降りようと思っていたが意識が飛んで、名古屋で目が覚めた。
いかんなとおもいつつ名古屋駅の構内を名鉄乗り場に向かう。名鉄の名古屋駅は入口と出口が別になっていたりレールが2組なのにホームが4番線まであったりして手間取り、6時13分発の新鵜沼行き急行には間に合わなかった。つぎは6時30分発の犬山まわり新岐阜行き急行である。ほどなく赤い四両編成の電車が入って来た。寝過ごすとまずいので、漫画本を読みながら犬山を待った。岩倉で各停を追い越し、布袋に停車、江南に停車、扶桑を通過。そして3系統の路線が集まる犬山に停車。つぎは前回打ちきった犬山遊園である。
駅前のベンチでトレッキングシューズに履き替え、7時11分、歩きの旅を再開した。あいにくきょうは雲のない快晴で、太陽が強い光を早くも放っている。消耗戦になるな、と思う。まずは木曾川沿いの道を淡々と歩き、寂光院入口で右折し、ほどなく石段に出た。長い長い石段を着実に登って行くと、寂光院の本堂に出た。前回は下りだったのでここから継鹿尾山の頂上まではわずかだと思っていたが十分以上を要し、一汗かいて継鹿尾山に到着。ここから眺める木曽川と犬山市街、濃尾平野のながめはなかなかよい。
標高のわりに岩肌が剥き出ていたり、ガレガレの斜面があったりして油断のならない道を進み、丸太階段のアップダウンをしのいでしばらく進むと、車止めに出て、そのあと恵那コースの分岐に着いた。前回ここに来たのは2000年12月、寒さに震えながらであったがきょうは酷暑の中、汗をかきながらである。往路に本コースを取っおり復路は恵那コースを歩く事に決めていたので、左折して可児川方面に進む。ほどなく道はアスファルトとなり、ゴルフ場の横を通り石原の集落を東へ進んでいく。
神社の横を通り、メモリアルパークの入口を過ぎると車道は鳩吹山の南側を回りこんで行って、ラブホテルの脇から国道41号の下をくぐり、ドライブインの南をとって可児川を渡る。ここの橋は意外に水面から高かった。暑いので自販機のアクエリアスを買って、飲みながら進む。いったん可児川ぞいの道を進み、大きい通りを横切って、名鉄広見線の可児川駅そばを通る。工場の横を東に進み、交叉点を右折してドラッグストアの横を通りまた可児川を渡って右折。大通りを過ぎ、貸衣装屋の前を通り、塩公民館横を通過。市街地のコースは迷いやすいので、今回は可児市の市街地図を持参してきている。東海自然歩道のコースが赤い破線で入っているので実に便利である。
工場脇の自販機でポカリを買い、飲みながら前進する。つまらないことこの上ない車道歩きだが、MDウォークマンの音楽を聞きながらなので歩みにおいてストレスはさほど感じない。横市川を渡り、ゴルフ場脇の道を淡々と歩く。歩きはじめて三時間、暑さでさすがにくたびれたので塩河(しゅうが)の公民館脇で休憩にする。すぐ前に大きめの工場があり、生産性向上のためかひっきりなしに音楽を流している。おにぎりの行動食をすませた後も体をクールダウンさせ、三十分ほど休んでからザックを担ぎ、MDを坂本真綾にとりかえて歩みを再開した。横市川を渡り目の前の丘を越え、ゆるやかに下って国道248号バイパスの下をくぐり、養鶏場の横を通って、幼稚園の脇から交通量の多い通りに出た。このあたりが下切で、すぐ横をJR太多線のディーゼルカーが疾走して行く。
山寺公民館で右折し、姫川を渡って踏切を渡って進んで行く。左手すぐには大きなパチンコ屋がある。およそ自然歩道とはいえない道を進んでゆく。自販機でボルヴィックを買い、冷水を口に含みつつ歩く。軽く登って低い峠を越えて、旭小学校の分岐を過ぎてなおも進むと大森の集落を突っ切りまた道は登りとなる。農協施設の大きい建物を瞥見すると目の前にトンネルがある。短いとはいえ自然歩道のトンネル越えは珍しい。トンネルを抜けて住宅地を下って行くと、平牧の公民館に出た。市役所の支所を兼ねている作りだったので涼むために入って休憩した。
可児市の航空写真などを見て一休みしたあと、MDを久川綾に取り替えて歩きを再開。そのあと久々利川沿いに東進し、橋を渡って自動車教習所の横を過ぎる。そのあと道標に従い左折右折を繰返し久々利に出た。酒屋の自販機で爽健美茶を買い、飲みながら歩く。郷土資料館の横から幹線道路を横切り、うなぎ料理店の前を過ぎて小渕ダムに出た。景色はよいのだが、東海環状高速の資材運搬用とみられるトラックがひっきりなしに往来する。そのあと大萱の集落で左折し、久々に山道に入る。平日だが数十人の団体ハイカーとすれちがう。ため池の横を通り山道を進むと、いきなり青山高原のような手すりつき階段が現れた。段数をカウントしながら登ったが95段あった。
たまらず稜線に出たところで休憩。おにぎり3個とホットケーキの昼食。アラブ首長国連邦の水「マサフィー」を飲み、残りを頭からかぶる。そのあとよろよろと山道を進んでいったが、あっさりとアスファルト道に出てしまう。クラシック音楽にMDを交換し、バッハやモーツアルトを聞きながら山腹の道を進み、ほどなくみたけの森の敷地内を下って行く。非舗装の遊歩道もあるのだが、東海自然歩道ルートはアスファルト道であった。水車の横を通り、ほどなくみたけの森を抜け出した。ほどなく可児川と再会し、橋を渡った所が御嵩駅であった。
まだ午後3時だが暑さで疲労困憊だし、駅もあって次回以降の区切りがいいのできょうはこれで打ちきる。15時13分発の新可児行き電車に乗り、新可児で名鉄線の急行に乗換え、名古屋までは眠っていた。冷やしきしめんを食べた後、新幹線で帰京した。帰途も眠りこけ、一眠りするともう新横浜であった。