2003年5月2日(金) 費用発生:17,000円 所要時間6時間27分
110小田原・・・555大垣・・・揖斐641=新丁700−750六合(モリモリ村入口)800−850谷山−1030鍋倉山避難小屋1050−1057鍋倉山−1158登山口−1230日坂−1327東津汲1537=揖斐1621・・・大垣1703・・・豊橋・・・浜松・・・静岡・・・三島・・・熱海・・・小田原2207・・・新百合ヶ丘
連休時期は大垣圏の東海自然歩道を行う好機である。列車とバスの好接続が期待でき、早い時間からあるけるという利点がある。前回の11時間歩いた翌々日の夜、私はまたも荷物をまとめて旅に出た。日帰りの連発とはいえ4月以来すでに4回目の山行きで、費用がかさむので食料はすべてハンバーガーとした。今回は標高1050mの鍋倉山を越さないといけない。いちおう登山の範疇には入るので気を引き締めてかからないといけないと思う。
小田原発1時10分発の臨時大垣行きはやはり空いていた。きょうは急行型車両なので停車時に外気が入ってくることはない。高杉良の企業小説を読みながら眠くなるのを待ち、1ボックス占領して横になる。目が覚めたら岐阜であった。名古屋到着に気付かなかったのだから良く眠れた方である。大垣で岐阜新聞を買い、近鉄の揖斐行きに乗換える。ローカルニュースを読んでいるうちに電車は北へ進み、終点の揖斐に到着した。
美束行きのバスは私一人の貸しきりであった。ほどなく粕川沿いを走るようになり、前回打ちきった新丁のバス停に到着。風があって肌寒いので体が温まるまでジャンパーを着たままで歩くことにする。巻き出しの下をくぐったりして粕川沿いを進み、いくつか集落を上がって行くと郵便局の前を通り、六合のバス停に着いた。東海自然歩道はモリモリ村の手前で高橋谷川に入るコースである。モリモリ村手前で一休みしたあと、ジャンパーを脱いで県道と分かれ谷に分け入って行く。
新緑に映える渓谷の眺めはなかなかであった。上流には谷山の廃村集落しかないので誰とも出会わない林道歩きである。当方はMDを聴きながら淡々と高度を上げて行く。やがて高巻きの林道と合流すると道がいったんアスファルトとなり、ほどなく無人の谷山廃村に到着。真新しい建物が1,2棟あるが人の気配はしない。魔だ高度300なのであと700m高度を上げねばならない。ここからは沢沿いの林道歩き。ちょっと上がった所で、枝沢を渡るポイントを見逃し、ワサビ田の方へ足を踏み入れるコースミスをやってしまった。幸いすぐに気付き、3分ほど戻ってルートに復帰した。
林道がいつのまにか登山道となり、道がだんだん険しくなってきた。潰れた廃屋の横からゆっくり上がって行き着の橋を渡ってからは丸太階段混じりのゆるい上り坂が延々と続く。高度計の数字を見ながら淡々と登って行く。高度を増すとスギ・ヒノキ林がさほど背丈の高くない雑木林に変容する。高度600を過ぎて外津汲への分岐を分けてもつづら折りの登りが延々続き、いささかうんざりしてくる。それでも高度800を越えると登りが若干ゆるくなり、頂上が間近である事が分かる。往路では雪から逃れたくて一心不乱に下ったのであまり長さを感じなかったのだが、こうして登りにとるとけっこう厳しく感じる。
やがて目の前になにやら光る物体が見えると、それは鍋倉山避難小屋の太陽光発電パネルであった。右側を回りこむようにしてようやく避難小屋に辿りつく。ここは東海自然歩道の避難小屋で一番綺麗といわれており、寝袋さえ持って行けば宿泊も可能である。小屋のノートに記帳した後、外に出てベンチに座りハンバーガーの昼食。五月晴れの陽光がまぶしい。ポカリでハンバーガー3個を流しこんで一息ついたあと、鍋倉山へ最後のひと登り。数分の尾根歩きで頂上に立った。木々に遮られて遠望は利かず、伊吹山も確認出来なかった。
北側のピークから右に折れて早々と下りにかかる。石段混じりの坂道をタタタと下り、高度を700まで落とすと尾根歩きとなる。アップダウンの繰返しを耐え、美束分岐を過ぎ、尾根道を進む。さっき登った鍋倉山が大きい。西側は奥美濃の山々が重畳と連なっている。南西方向は伊吹山と思われる山は見えたが自信がない。そうして、日坂への分岐に到達。しばらく巻き気味のくだりが続いた後、沢の音が聞こえ出してほどなく林道に出た。日坂側の鍋倉山登山口で、登山カード入れがある。
すこし下ると揖斐高原スキー場へのアクセス用に拡幅された県道に出て、日坂の集落を通過する。五月の風を受けながらパタパタと道を下るのもまた面白い。県道を数キロ歩くと、揖斐川右岸の道への分岐に出たが、全面通行止めの表示があったので、大事をとってバス道路に迂回して、トンネルを2つくぐって、そのあと揖斐川を渡り、東津汲のバス停に到着した。
まだ1時半すこし前だが、次の打ち切りポイントが神海までないのできょうはこれでおしまいにする。が、次のバスは15時37分と2時間待ちであった。往路もここで一時間以上待った覚えがある。ここを訪れるのは4回目で、飲食店はしいたけうどんの食堂と派手な装飾の喫茶店しかないのはわかっている。しかたがないので小津川の河原へ向かい、川遊びをしたり日向ぼっこをしたりして時間をつぶした。5月でも沢の水は冷たかった。