70 蔵王山 1841m

山紹介及びもっとも楽な登り方:東北地方の有名な山。頂上部のお釜は蔵王のシンボル的存在。スキーの山としても有名で、冬には樹氷も見られる。北蔵王・南蔵王といくつものピークを有し、山域はかなり広いが、お釜近くの刈田岳までバス道路が通じているので、登山の対象と言うより観光地化している。最高峰は熊野岳1840mで、もっとも楽な登り方は刈田頂上バス停からのピストン。難易度0。

登山記録:2004年6月6日〈日) 所要時間 1時間40分 費用発生19,500円

立川627・・・708大宮734・・・848福島900・・・930白石948=蔵王刈田頂上1120−1155熊野岳1220−1255刈田岳−1300蔵王刈田頂上1330=1506白石1515・・・福島1557・・・1612郡山1619・・・黒磯・・・宇都宮1840・・・大宮2008・・・立川2043

百名山の登頂数が69座になったので、いつでも行けると考えていて今まで行かないでいた「蔵王カード」を切って、70の大台にのせてしまおうと考えた。だが蔵王山は刈田頂上のバス停から一時間で登れてしまうので、散策同然、相手にとってまことに不足である。前の晩、帰りがすこし遅かったせいもあって、時刻表を開いて具体的な計画をたてだしたのが午前二時、けっきょくその晩はほとんど眠らぬまま五時過ぎに家を出た。いつもよりザックはひとまわりちいさいやつで、杖も持たない。蔵王をなめているわけではないのだが。

多摩モノレールで立川に出て、6時27分発の快速「むさしの1号」で大宮へ向かう。一日に三往復しか運転されない影の薄い快速電車だが、立川から大宮まで乗り換えがないので利用価値は高い。しばらく中央線を走り、国立の先で地下に潜っていつのまにか武蔵野線に入って新秋津に停車、北朝霞に停車。また分岐して東北本線に入り、大宮に到着。乗り継ぎ乗り換えでいつもここまで来ているだけに痛快である。駅構内のベッカーズで簡単な朝食。マグカップに注がれたブラックコーヒーをすすりながら新幹線を待つ。

大宮発7時34分の盛岡行き「やまびこ43号」で北へ向かう。寝過ごすとまずいので、スポーツ新聞をすみからすみまで目を通す。だがやはり眠気には勝てず、断続的にトロトロしたが、郡山で目が覚めたので福島で降りる事ができた。関東は梅雨雲の下だったが、このあたりはまだ陽射しがまぶしい。9時50分発の快速「仙台シティラビット」で白石へ向かう。急行型455系の6両編成であった。年季が入っているが、近頃のスタイリッシュな車両にはない無骨的な美を感じる。福島市街を抜けて、田園地帯を走って宮城県に入り、9時30分、白石着。

ここからバスで一気に刈田山頂まで行く。9時48分発のバスは白石市街を抜け、しばらく走って遠刈田温泉。乗客の半数が下車する。ここからバスはエコーラインに入り高度をグイグイ上げて行くのだが、私は眠ってしまった。吾妻山の時もそうだったが、景色の良い所を眠って過ごすのは無念である。目が覚めたら残雪が見えて、バスはかなり高度を上げていた。刈田峠からつづら折りのカーブをぐいぐい上がっていき、大駐車場に入り11時20分頃に蔵王刈田山頂のバス停に到着した。立派な2階建てのレストハウスがあり、1階のロビーでは宇多田ヒカルの歌が流れていた。

適当に歩き出す。今日はそれなりに晴れており、熊野岳へのなだらかな稜線が良く見える。荒涼としただだっ広い遊歩道を進んで行く。道沿いに身の丈ほどもある木の杭があるのは濃霧時の目印かと思われる。ほどなく右側に蔵王のシンボルであるお釜が見えてきた。やはり見なくては損な景観だ。エメラルドグリーンの水をたたえたお釜と火山らしい、凄愴なまでの威容を見せる五色岳。六月頭なので斜面には残雪が見られて、その白さが火口の荒々しさを引き立てており、いい眺めである。

zao.jpg (4343 バイト)   (写真)70座達成!蔵王山頂でほっと一息。写メールで撮影。

てくてくと歩みを進め、目の前の熊野岳避難小屋が大きくなって、そこめがけてほんのちょっと、しんどい登りを経て、石造りの避難小屋に出る。すこし風が強い。左折してほぼ平らの稜線を進むと、あっけなく熊野岳神社が見えて、熊野岳頂上の標柱にタッチできた。歩き出してからの所要時間は35分であった。はいOK。四方に広がる蔵王の山々を展望しながらパンの昼食。北面の地蔵岳が良く見える。そのあと刈田岳へもどりにかかる。少しガラガラかかったゆるい下りをこなし、雪田で遊んだりしてゆっくりとお釜を見つつ、レストハウスのそばまで戻って、ひと登りで神社の建つ刈田岳の頂上。お釜の眺めがよく、バス停からも近いのでこちらの方が観光客で賑わっていた。

パッとしないが、帰りも長いので13時30分発のバスで退散。刈田峠からバスはゆっくりと山を下って行く。カーブの揺籃には抗しきれず、あっさりと眠ってしまった。白石発15時14分の福島行き電車でも眠って、今回はコストを抑えたかったので、郡山まで新幹線を使い、そこからは在来線を乗り継いで帰った。黒磯のあたりで雨が降り出した。

71 月山へ進む

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